よしだゆぶきの
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| 奥の黒いシートが寒冷紗。手前は寒冷紗をはずした後で、被せたあったところ(右側)と被せてなかったところ(左側)で色の違いがあるんですが、わかります? | |
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| これも寒冷紗を被せているところとそうでないところの色の違いが分かるかなーと思って撮ってみました。ホームページ上では難しいですか? | |
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| 色が違うところの境目をアップで撮ってみました。色の違いが分からずとも、新芽の様子が分かっていいかなと思いました。 |
4月27日から新茶の茶摘みが始まりました。「今年は新芽が出るのは早かったばってん、寒んか日があったけん、摘み始めたた去年と同じぐらい」と天野茂さん。さて、気になる今年の新茶のできを茂さんに聞いてみると、「寒冷紗ば被せたけん、質(色、形)が良か茶葉ができた。」そうです。摘む3−4日前に寒冷紗を被せておくと新芽の色がきれいな緑色になり、うまみ成分が増し、お茶を入れたときの水色もきれいになるそうです。確かに、寒冷紗を被せていないところの新芽は黄緑色で、被せたところはしっかりしていて元気の良い緑色でした。一手間をかけることで見た目も味も良いお茶ができるんですね。
2ヵ所ある茶園のうち、1ヵ所の茶摘みが終わり、今は2ヵ所目の草取り・茶摘みをしているところです。天野さんの茶園では、化学肥料や農薬を一切使わずにお茶作りをしています。除草剤ももちろん使っていないので、茶の木の新芽が伸びてくるのと同時に、周りでは様々な雑草も芽吹き、ぐんぐん成長しています。ちなみに茶園の広さは合計3ヘクタール。
毎日忙しくしている茂さんに話を伺いました。
よしだ(以下よ):いつ頃から無農薬、無化学肥料でお茶を作ってはるんですか?
茂さん:えっとね、大体25年前からたい。
よ:どうして始めたんですか?
茂さん:仕方なくたいねー。無農薬のほうが楽かなーち思ったけん(笑)。それと、まとめて業者に売るよか、自分が作ったものを自分で売るというところまでした方がやりがいもあっがね。そんためには特徴がないといかんけん、やるなら無農薬かなーっち。水俣に住んでたけん、水俣病とは離れられんがね。水俣病は食べ物からじゃっで、自分も口に入るものを作るもんとして責任があっど。しっかり確かなものづくりば、したいち思ったたいね。
よ:紅茶を作り始めたのはいつからですか?
茂さん:15年前やね。
よ:「天の紅茶」の特徴って?
茂さん:普通の外国の紅茶は紅茶専用の葉っぱで作られとるばってん、うちは緑茶と同じ葉っぱば使っとるけん、口当たりが優しくて飲み易いち思う。
初めて天の紅茶をいただいた時、茂さんは普通のお茶を入れる急須に紅茶の葉を入れ、ティーカップではなく湯飲みに紅茶を入れて下さいました。お茶の感覚で、紅茶を飲む。みなさんは、もう天の紅茶を飲まれましたか?
5月末、新茶摘みが終わってほっとしたのもつかの間、「今日は刈番たい」と茂さん。刈番って何でしょう?
新茶(1番茶)を摘んで、50日ほどすると2番茶の芽(1番茶で摘んだ枝から出たわき芽)が出揃って摘めるようになるそうですが、1番茶を摘んでから2週間後くらいに、遅れ芽を刈ってやることで2番茶の芽の出かたがそろうのだとか。この遅れ芽を摘むことを刈番と呼んでいます。遅れて出てきた芽をそのままにしておくと、2番茶の芽が成長するのを妨げたり、遅れ芽が大きくなって硬くなったものが2番茶に混ざると、お茶の質が落ちるんだそうです。前回お伝えしたように、今年はお茶の価格が安いので製茶しても厳しいと、刈番を刈捨てている方もおられますが、天の製茶園では緑茶とウーロン茶に加工されました。
そして2番茶の茶摘が始まったのは6月20日。その次の日から、茂さんは自宅そばにある茶工場に缶詰状態となって紅茶の製造をしていました。2番茶は主に緑茶ではなく紅茶に。毎日だいたい500キロの茶葉を加工し、発酵の状態によっては出来上がるまでに夜中までかかることもありました。1ヵ所目の2番茶摘みが終わった5日後には、また次の場所での茶摘が。茂さんが缶詰状態から解放されたのは7月15日でした。
紅茶はお茶の葉をしおらせた後に揉んで発酵させるんだそうです。発酵してくるととてもいい匂いがします。ちなみに私が寝起きしている部屋がこの茶工場の横なので、部屋中に紅茶の良い匂いが充満。
6−7月と、私は主に田んぼと茶畑の草取りをしていました。天野家では、自給用にお米も作っていて、これももちろん無農薬。だからオタマジャクシやドジョウがたくさん泳いでいるし、草もたくさん。田んぼの草を手で取っては土手に投げ上げたり、足で田んぼの奥底深くに押し込んだり。最初はひんやりしていた田んぼの水も、お昼を過ぎる頃にはだんだんぬるくなってきます。田んぼに入るのは2回目という素人の私は、足を取られヨロヨロ。足の太ももの裏と腰は筋肉痛に。
茶畑での草取りは、田んぼほど腰をかがめなくて済むので筋肉痛はまぬがれましたが、熊笹やつる系の植物が多くて、悪戦苦闘。夏本番を迎えるこれからが茶畑の草取りの醍醐味です。
最後に茶畑で出会った生き物たちのお話を。あちこちで、「ホーホケキョ」とウグイスが鳴いていました。中には「ホー、ホー、こっちゃー来いよ」と言っている(ように聞こえる)ウグイスも。ちょっと笑ってしまいました。水俣に来て初めて聞いた「ちょっと来い、ちょっと来い」と鳴くコジュケイというウズラににた鳥や、「てっぺん、かけたか」と鳴く鳥(名前はわかりません)も。「あと、体長2センチほどのカマキリの赤ちゃんもいて、みんな一目散に逃げていきます。ちなみに今日(7月20日)は、1センチほどのバッタを見ました。ちょっと手を止めて、じーっと見てしまう可愛い虫たち。次は何に出会えるでしょうか。
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茶葉に含まれる成分の60%はお茶に溶け、
40%は茶殻に残ると言われています。
そこで、茶殻もおいしくいただけるレシピを一つ。
フライパンに、ごま油を入れ、茶がらを炒めます。
最後にしょうゆを少したらしてできあがり。
お好みでイリコを入れても美味です。
【まめ知識】 お茶の葉の中には栄養分として炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。
ビタミンA(β-カロチン)や、ビタミンC、ビタミンEなどは、茶の製法や工程の長さなどによって減少します。ビタミンCの量は、緑茶>ウーロン茶>紅茶の順で、緑茶150〜300mg%、ウーロン茶では40〜50mg%、紅茶にはほとんど含まれていません。
ビタミンCは水や湯によく溶けるので、飲むお茶にもビタミンCが多く含まれます。ビタミンAやビタミンEなどは水には溶けません。[参考 OCHA-NET URL:http://www.o-cha.net/]
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