明後日は選挙です♪

私がいま生きている社会のことは自分で考え、決めていきたいです。最近の週刊金曜日にて、「投票の仕方を知らない中高年や若者が増えている」という記事を見ました。
そういえば、そういうことをイチから教えてくれるところってないな、相思社でそんな講座が開けたらいいな、なんて思いながら。

今日は福島からの避難者で緑の党から立候補した木村ゆういちさんがやってきました。

わざわざこうやって相思社まで挨拶に来られて長く(と言っても30分ですが)滞在する議員さん候補ってちょっと珍しいんです。集会棟に上がってもらい、仏壇にお参りいただきました。

そして子どもを授かってすぐに起きた原発事故のことや、避難をするまでの苦悩や現在の状況を教えてもらいました。切々と穏やかにご自身の体験や思いを語る中で木村さんの目が宙で止まり、涙が溢れました。木村さんは、相思社集会棟に掲げてある水俣病の患者たちの写真を見ていました。

1969年、激しい差別や偏見の中をひっそりと身を潜めるようにして暮らしていた患者たちが、行政の「公害認定」を受けてようやく立ち上がり、それぞれの家族の遺影を持って被害を訴え歩いている写真です。その表情は、怒りと哀しみに満ちています。

あれから40年以上が経ち、いま同じ歴史が繰り返されています。現在進行形である原発事故も水俣病事件も同じ国策、行政や企業の罪を思います。

避難という選択をした人にとってもしなかった人にとっても大きな影を落としている原発事故。

私達の行動の一つひとつが小さい一歩でも社会を変えていく力になると信じています。

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