千葉明徳短期大学ゼミ合宿

12月14日から16日まで2泊3日で、千葉明徳短期大学の学生さんが合宿に来ました。
昨年度に続いて二回目になります。
この大学は保育や福祉の専門の短大で、今回の学生も保育所や幼稚園などを目指す学生さんたちです。担当教員はクラシック・ギターの演奏家でもある明石現先生。
今回は学生と先生、それになぜか「来てみたかった」という学長まで参加され9名。私をいれて10名なので10人乗りハイエースのレンタカーで案内しました。
14日の夕方、鹿児島空港に出迎え、こちらに向かう途中で紫尾温泉「神の湯」に。
アルカリのぬるぬるした泉質と黒い湯の花が漂う、珍しいお湯です。
15日は水俣病学習の日。
朝から水俣病歴史考証館を見学。
そのあと、明神岬に出かけ、仕切網アンカーを見たあと自然海岸を散策しました。
明神海岸を散策|水俣病センター相思社の水俣案内明神岬に行ったのは、そのあと吉永理巳子さんのお話を聞くためです。相思社で1時間ほど語り部をしていただきました。
吉永理巳子さんのお話を聞く|水俣病センター相思社の水俣案内お昼のお弁当は吉永さんを囲んでみなさんでいただきました。
午後は、フィールドワークに出かけました。茂道は快晴に恵まれ輝く海が見られました。
茂道丨水俣病センター相思社の水俣案内彼らは、先生のギター演奏を囲みながら、石牟礼作品を手話で朗読するということを授業で行っています。なのでできるだけ石牟礼文学ゆかりの場所を訪ねました。湯堂では「椿の井戸」を見ました。ちょうど開花の季節を迎えていました。
埋立地、慰霊碑、百間排水口を見学し、石牟礼文学によく登場する大廻り(うまわり)の塘に行きました。工場がやってくるまで水俣にあった塩田を弧状に囲う土手です。
最後は、湯の児半島大崎公園に行きました。20分くらいかけて夕日が長島にゆっくりと沈んでいく様子をみんなで眺めました。
湯の児半島大崎公園から長島に沈む夕日丨水俣病センター相思社の水俣案内湯の児半島大崎公園から長島に沈む夕日を眺める丨水俣病センター相思社の水俣案内最終日16日は、遊びの日としました。
長島をゆっくりとドライブしました。長島は温州みかんの発祥地なのだそうで島北部にある「マンダリンセンター」に行きました。みかんの歴史や種類の展示が豊富でした。5階建ての展望台もあります。
長島マンダリンセンターを見学丨水俣病センター相思社の水俣案内 長島を出る時黒之瀬戸の道の駅「だんだん市場」でお土産を買いました。刺し身の安さにみな驚きました。
お昼は、不知火海を舌で感じるということで出水の「いわし茶屋」でいわし三昧。
いわし茶屋で不知火海のいわしを堪能丨水俣病センター相思社の水俣案内曽木第二発電所丨水俣病センター相思社の水俣案内最後は、鹿児島空港に向かう途中で鹿児島県伊佐市南部にある曽木の滝に寄りました。チッソ創業者野口遵はここに発電所を作り、その電力を用いる水俣工場の創業につなげました。
ここに連れて行くと大概の場合感動してくださるので、機会があるとご案内します。
曽木第二発電所の遺構は、冬なのでダムの放水量が少ないので水位が高く、頭を少し現しただけでした。私は水没している様子は初めて見ました。学生は水没していたほうがダイナミックな感じがするという感想でした。

カテゴリー: 活動のきろく タグ: , , , , , , , , パーマリンク

コメントは停止中です。