
「飼っている搾乳牛は約30頭。酪農は大変なので、65歳になったら肉牛、鹿児島の黒牛をやろうと思っています」と語る宮崎さん

宮崎さんのお茶を加工する工場。

宮崎さんの茶畑 |
高嶋:どういう葉がおいしいお茶になるんですか?
宮崎:芽を出したての黄色い新芽が緑色になる直前ですね。葉緑素が出てくる直前がうまいです。でも、あまり早くても味が出ません。それから肥料が効いていないお茶は、葉が早く開くのですが、パサパサしたお茶になってしまいます。お茶は手をかけただけ応えてくれると思います。相思社には時期の一番はじめに摘んだ、葉の小さないいものを出しています。
高嶋:大変なことは何ですか?
宮崎:やっぱり一番大変なのは、かずら取り、草取りですね。害虫は、防霜ファンを入れてからダニがつきにくくなりました。
高嶋:宮崎さんはどんなお茶を目指しているんですか?
宮崎:自分がお茶に求めているのは、無農薬であっても味です。味を求めていきたいと思っています。コクがあって甘みがあって「重さ」があるお茶が、自分の理想です。「重さ」というのは、のどごしにしっかり存在感があるお茶です。
高嶋:今年のお茶はどうですか?
宮崎:今年のお茶は冬から春にかけての寒さで、できあがりの時期は少し遅くなりましたが、収量もよかったし、質もこれまでで一番よかったのではないかと思います。
今年は、お茶づくりの最初の工程の蒸しを去年より浅くしたので、とてもまろやかなお茶になっているかなと思います。 |