A2 水銀とはどのようなものですか?

  水銀と人間の出会いは古く、よく知られるところでは、奈良の大仏の金メッキや江戸時代の薬やおしろいに水銀が使われています。他にも日本の各地にある地名の丹生(にう)などは、古くから使われた水銀の産地をあらわしています。
 水銀は無機水銀、有機水銀に分けられ、無機水銀に分類される金属水銀は、けいこう灯、乾電池、体温計など私たちの身近なものに使われています。
 水俣病を引きおこしたメチル水銀は、有機水銀の一種です。その形態は、白い粉末で温泉のイオウのようなにおいがあります。メチル水銀は、胃腸から吸収されやすく、血液に入って肝臓や腎臓はもとより、脳や胎児にまで運ばれて蓄積し、人体に大きな障害を与えます。