水俣病の認定申請をした人は、熊本・鹿児島両県合わせて(以下、数字は全て両県の合計です)のべ17,000人以上になります。そのうち行政によって認定された患者は2,264人、うち死亡者1,408人(2000年10月31日現在)です。また、1995年の水俣病未認定患者救済のための政府解決策に基づいて、チッソからの一時金支給の対象になった人は10,353人です。よって今のところ公的に水銀の影響が認められた患者は12,617人と言えます。しかし、これ以外に、公式確認以前に亡くなった人や死亡者で認定申請も医療事業への申請もできなかった人、様々な事情で申請しなかった人もいるので、被害を受けた人の正確な数はわかりません。
チッソによる水俣病患者以外に、1964年(昭和39)には、同じ製造方法をとっていた昭和電工株式会社による水俣病の発生が新潟県の阿賀野川流域でも確認されました。世界でも、工場の水銀汚染による健康被害が中国の松花江やカナダで報告されています。また、近年、アマゾンやタンザニアで川や湖の水銀汚染により人体への影響が心配されています。