水俣病は、チッソが流した化学物質という産業廃棄物が水を汚染し、汚染された魚を食べることによっておき、人々の対立も生み出しました。
このことから水俣は、生命の源である「水」と「食べ物」がいかに大切なものであるかを学びました。そして、家庭や事業所から出すゴミは、自然を損なうものであってはいけないことを知りました。
大量生産、大量消費、大量廃棄によって、私たちの暮らしは便利で豊かになりましたが、排気ガス、農薬、食品添加物など、様々な有害物質に取り囲まれ、環境や健康破壊の危険にさらされています。私たちの、物質的に豊かな暮らしは、世界の国々との関係を抜きにしては考えられません。水俣病は私たちに被害者であると同時に、加害者でもあることを教えています。
水俣病は、自然を壊さず、自然によって生かされているという考えにたって暮らしていくこと、人や川や海などとの関わりや安全な食べ物について考え、家庭のゴミや産業廃棄物の減量化・リサイクルについて取り組むこと、地域の問題から目をそらさず向きあっていくことの大切さも教えています。