水俣病センター相思社
水俣病歴史考証館   Minamata Disease Museum

 東京講演会「水俣病を生きる〜自己を開示すること〜」のご案内


 暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。水俣はここ数日バケツをひっくり返したような大雨です。
さて、この度は相思社主催の講演会、「水俣病を生きる〜自己を開示すること〜」を下記により開催致します。ぜひご参加いただきたく、ご案内をさせていただきました。

「水俣病を伝える」とはよく言葉に出るが、それは知識の伝授や歴史のおさらいによって果たされるものではない。語り部の言葉は、情報などではさらさらなくその人自身の物語化された人生に他ならない。記憶を言葉にした時に生まれる共感がストリー・テラーとしての語り部の存在意義であろう。
水俣で起きたこと、その多くは各主体の失敗の表現に他ならないが、それが語り部の自己開示の言葉として紡がれ、それぞれの事実がそれぞれの人の中で、さまざまな共感を生み出していく。それ故、語り部は水俣病の事実を伝えているだけではなく、人々がもっている水俣病のイメージの検証を迫っている。つまり、語り部の言葉を媒介にして、人々が自分自身で考えるインセンティブが生まれる。
その時に、水俣の事実が社会的に有効な教訓として成立することになり、取り返しの付かない失敗からも学ぶべきことがあることが明らかとなる。

●日時:2011年9月10日(土)午後2時〜午後5時 
●参加費:無料。どなたでもご参加下さい
●場所:在日本韓国YMCA アジア青少年センター9F国際ホール(裏面参照)
●スケジュール 
14:00〜14:15 あいさつ
14:15〜15:45 講演会 
講師:吉永理巳子(水俣病語り部の会)、吉永利夫(環不知火プランニング理事長)
「四〇年近くずっと水俣病のことを隠して、開いていかなかったんです。自分では黙っておけば隠し通せるっち思とったんですよ。隠し逃げ切れるぞと思うとったんですよ。私が自分のことを言った時にですね、本当は外からは見えていたということに気づかされました」(吉永理巳子)
「正直な話、自分が支援者だなんて思ったことはないよ。俺なんかそんなこと考える必要もない。要するに中学出てから働いているから、働く側なのか働かされる側なのかという問いは自分にはないよね。自分は働いているもんだから」(吉永利夫)
15:45〜16:00 休憩
16:00〜17:00 水俣と水俣病の現在「起きたことを記憶する」&質疑応答
講師:遠藤邦夫(相思社常務理事) 
18:00 近くの居酒屋で懇親会 参加費3000円

<会場のご案内>
在日本韓国YMCA
住所:101-0064 東京都千代田区猿楽町2−5−5
TEL:03-3233-0611 FAX:03-3233-0633
JR中央線水道橋駅東口から徒歩5分、御茶ノ水駅から徒歩9分、地下鉄神保町駅から徒歩7分

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