IWD東亜熊本への公開質問状

1,質問状
2005年12月20日

株式会社 IWD東亜熊本
代表取締役 小林景子様

財団法人 水俣病センター相思社
理事長 富樫貞夫
〒867-0034 熊本県水俣市袋34番地
TEL 0966-63-5800
FAX 0966-63-5808

貴社が水俣市木臼野地区に建設を予定している産業廃棄物最終処分場について多くの疑問があります。その疑問にお答えいただきたく、以下、公開質問状という形をとって質問いたします。

1.当該地区は水俣市の水道水水源です。つまり、浸出水処理水が流れ込む鹿谷川は湯出川に合流し、そのおよそ7キロ下流には水俣市の水道水取水口があります。現在の湯出川のBODは1ppm以下ですが、貴社の環境影響評価方法書から判断すると放流水BODは60ppmとなります。これでは湯出川の水が汚染されてしまいますが、貴社では自主基準は考えておられないのでしょうか?

2.管理型処分場に敷設される遮水シートは、基本的に石油化学製品のプラスチックでありその耐用年数も定かではありません。長期間のうちには劣化して水を通し、地下水の汚染を引き起こす可能性が高いと考えられます。貴社ではどのようにお考えなのでしょうか?

3.集められた200万m3もの産業廃棄物は、水汚染ばかりでなく大気汚染をも引き起こす原因となります。地下水汚染や大気汚染が起きた場合、どのような対策をなさるおつもりなのでしょうか?

4.水俣にはすでに水俣湾埋立地に、チッソ株式会社が廃棄物を無処理で流出させた150万m3もの水銀へドロがあります。これ以上水俣地域に産業廃棄物を集めることは、それによって様々な汚染が起きるので同意できませんが、貴社ではこの問題についてはどのようにお考えでしょうか?

5.環境モデル都市を宣言している水俣にとって、産廃処分場は極めて慎重に検討されるべき存在であり、法の求める最低限の要件を満たしただけの施設であるならば容認することはできません。2004年に出された環境影響評価方法書では抽象的な表現にとどまっていますが、貴社の施設の具体的内容を示して下さい。

なお、以上の質問につきましては、2006年1月13日までに回答をいただきますよう、お願い申し上げます。
また、添付資料として声明「水俣市の産廃処分場問題について私たちはこう考える」を付けましたので、ご理解いただきたく存じます。

以上


2,回答
2006年1月13日

財団法人 水俣病センター相思社
理事長 富樫 貞夫 様
株式会社IWD東亜熊本
 代表取締役 小林 景子(印)
2005年12月20日付公開質問状について

 2005年12月20日付にて公開質問状をいただきましたが、最終処分場建設計画の具体的な内容につきまして、現在「準備書」の準備中であります。今後、準備書において公告縦覧してまいります。その段階で、具体的な内容を公表させていただくことになりますので、いま暫くお待ちいただきたく存じます。
 ご質問項目4.につきましては、当社の計画施設は環境保全施設として機能するものと考えております。
皆様のご質問につきましては、誠意をもって対応していく所存でありますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

以上
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