2014年度 活動計画

2013年5月26日開催 理事会報告

近年、相思社は「地域づくり」に力を入れ、特に「水俣環境大学」構想には積極的に関与してきた。2014年度後半には「水俣環境大学院」の開講がほぼ決まり、当初の計画に比して小規模にはなったものの、何とか実現する見通しとなった。
今年度から水俣条約に関連した事業も始まる予定になっている。また、一昨年から始まっている「水俣病啓発事業」も3年目となり定着しつつある。
2014年は相思社設立40周年の年であり、2年後の2016年には「水俣病公式確認60年」を迎える。
2014年の秋には40周年記念イベントとして、内山節・大熊孝・鬼頭秀一氏らによる三人委員会や、相思社内外の若手関係者による「じゃなかしゃば祭り」などが計画されている。計画通りに進めば、その場が「新しい水俣」、「次代の相思社」の出発点になるだろう。
「水俣病」によって、その存在が広く知られるようになった「水俣」は、ようやく「紛争のマチ・水俣」から、「希望の見えるマチ・水俣」に変わりはじめたように思える。水俣地域も相思社も大きな課題を抱えてはいるが、少しずつ明るい希望が見えてきたような気がする。

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