相思社について

一般財団法人水俣病センター相思社 組織概要

設立目的
この法人は、水俣病被害者に係る問題について相談に応じ、その解決を図るとともに、水俣病事件に関する調査研究を推進し、その成果の普及・活用に努めることを目的とする。(一般財団法人水俣病センター相思社)

設立
1974年4月7日

理事長
富樫貞夫(法学者)

理事
荒木洋子
遠藤邦夫
緒方俊一郎
緒方正実
富樫貞夫
永野三智
松崎重光
松﨑忠男
松村守芳

評議員
牛島佳代
小柳泰祐
田中利和
谷由布
向井良人
村上文世
吉永利夫

監事
近藤 経久
関 輝明

相思社がめざすもの

「ニセ患者発言」の抗議に出向いた患者達(撮影 芥川仁 1980年)

水俣病多発地から丘を少し登ったところに相思社があります。眼下には不知火海がゆったりとたたずんでいます。半世紀ほど 前、不知火海に面した漁村に得体の知れない病気が発生しました。病に冒された人々は近隣の人々のさげすみの目を避けるようにひっそりと暮らしていました。 なぜ、罪科のない人々が理不尽な苦しみを強いられなければならなかったのでしょうか。

水俣病事件は一企業の犯罪にはとどまりません。便利で豊かな生活を追い求めるという、ごく当たり前とされる行為が歴史の必然として産み落とした事件でした。水俣病患者は歴史の、人間の欲望の犠牲者だったのです。

半世紀を経た今も人々は便利さ・豊かさという呪縛から解き放たれてはいません。水俣病事件は人間のあり方を根元的に問い続けています。水俣病事件の真実と意味を明らかにすることは人類の未来にとって重要な意味があります。相思社はそのために努力を続けています。

■相思社に寄せて ~設立の趣旨を忘れず、新しい創造の拠点を

原田正純(医師・熊本学園大学教授)

ストックホルムの第1回国連環境会議(1972年)に初めて坂本しのぶ、浜元二徳さんら水俣病患者が出席した。あの時、世界中の人々が水俣病を初 めて目の当たりに見た。そこで、この人類初の大規模な環境汚染による被害を忘れないためにも、また苦闘している被害者を援助するために支援拠点を造ろうと いう呼びかけに国内外の多くの人々が応えて相思社はできた。最初の寄付のコインはストックホルムの市民であった。そして30年を経た。
水俣病は20世紀人類の「負の遺産」で、大切に後世へ正しく伝えねばならない。それには被害の全貌が明らかにされねばならない。そして被害者の問題も決 して終わっていない。さまざまな問題が新しく起ころうとさえしている。被害者には依然として支援が必要である。原点を忘れず、さまざまな苦労を乗り越えて 水俣病の拠点の一つであり続けてほしい。さらに、従来を超えた新しい創造も模索してほしい。
足尾鉱毒事件は100年の今も多くの各方面の人々が研究を続け、伝承している。水俣病は100年どころか200年も研究されていくと思う。そのためには 歴史考証館などももっと充実してほしい。明確な目的を持ち、市民や被害者も参加する開かれた学問を模索し、それを水俣学と呼ぼうとしている。それは今まで 相思社が実践してきたことであるから、多くの人から支持や支援が得られるはずである。そのためにも21世紀の新たな発想と活動が求められている。

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沿革

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■水俣病センター相思社・水俣病歴史考証館への交通

こちらのページをごらんください。→相思社に来るには

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