水俣病解説員養成講座(8月~2月の土曜日・一回から参加可)

8月から一年間の予定で水俣市立水俣病資料館の解説員養成講座を行います。コーディネート業務を水俣病を語り継ぐ会が受託しています。

目的は解説員の養成ですので、できるだけ毎回参加していただきたいのですが、数回の欠席や、1回だけの聴講も結構です。

場所は毎回水俣病資料館です。

参加される方は相思社までご連絡ください。

 

初級編
実施予定月日 実施予定時間 講師氏名 役職等 講座内容等
8月24日(土) 14時〜16時 丸山 定巳 熊本大学名誉教授 長年の水俣病研究を通して、水俣病事件史の概要と水俣病事件が抱える社会的な意味を語っていただき、社会学的視点による水俣病資料館のあるべき姿を俯瞰していただく。
9月14日(土) 14時〜16時 田中 義人 熊本県水俣病保健課長 熊本県行政における水俣病対策の歴史と課題を分析していただき、行政のあり方、将来像についての提案をいただく。
9月28日(土) 14時〜16時 谷 洋一 NPO法人水俣病協働センター 理事 水俣病被害者との関わりの中から、地域、行政、医学、チッソ㈱、市民等のあるべき姿勢、被害者への差別偏見等についてお話しいただく。
10月12日(土) 14時〜16時 木戸 理江 JNCサービス㈱ 工場案内担当 JNC、チッソ㈱の現在の研究内容、会社構成、生産物、流通経路等をお聞きし、企業としての現状と将来像を学びます。
11月9日(土) 14時〜16時 緒方 正実 水俣病語り部の会 会長 自らの水俣病との関わりを通して、健康被害、社会的差別、強いられた運動等、被害者が置かれてきた状況と今日の想いをお話しいただく。
11月23日(土) 14時〜16時 南 アユ子 水俣病患者 漁業組合での父の仕事を通して見た、水俣病患者家族の被害や労苦、父の水俣病発病、自身の水俣病について病状や苦労をお話しいただきます。
12月7日(土) 14時〜16時 安武 章 熊本大学環境塾研究員 長年の研究成果により、水銀、メチル水銀の基礎知識、水俣湾の現状と健康への影響、汚染の将来像などを学びます。
12月21日(土) 14時〜16時 実川 悠太 NPO法人水俣フォーラム事務局長 長い水俣病との関わりを通して、戦後における日本社会の変遷と、チッソ㈱や水俣地域との関係性を解説いただき、併せて水俣病関係者の持つ魅力、水俣地域の魅力についてお話いただきます。
1月18日(土) 14時〜16時 受講生 受講生2〜3名により、水俣病の解説と水俣病や水俣に関わる自分史を語ってもらいます。分かりやすさ、聴講者との関係性、必要な補助作業などを実践し、解説員となる必要事項を検討します。
2月22日(土) 14時〜16時 受講生 前回の反省を踏まえ、受講生2〜3名により、水俣病の解説と水俣病や水俣に関わる自分史を語ってもらいます。分かりやすさ、聴講者との関係性、必要な補助作業などを実践し、解説員となる必要事項を検討します。終了後に筆記試験を実施します。

 

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