ダービー大学の教育演劇プロジェクトに協力

イギリスのダービー大学で応用演劇と教育について学んでいる学生が、Drink the Mercuryという水俣を舞台にした教育演劇のプロジェクトを行いました。現地に留学中の中村さん(偶然にもご家族が水俣出身!)を介して協力依頼があり、資料提供などを行いました。

学生が劇を作り上げて小学校を訪問する予定でしたが、コロナの影響で劇の上演はかなわず、学生が自宅で撮影した動画をつなぎオンラインで限定公開されました。動画と一緒に、水俣病年表や魚の折り紙が楽しめる教材のPDFと、学生からの疑問に小泉が答えているインタビュー動画も公開されました。

“Drink the Mercury”の原作 は1976年に書かれた脚本で、水俣病の発見から見舞金契約などが描かれ、全国からの支援者とともに大阪の株主総会へ向かった患者が「水銀を飲め(Drink the Mercury)」と社長に迫る場面で終わります。原作は参加型演劇となっており、一任派か訴訟派かを劇の途中で生徒が話し合う時間がとられます。

オンラインとなった今回の動画プロジェクトでも、水俣の患者や漁師のストーリーの合間に、「ゴミはどのように処理できるか紙に書いてみて」「自分だったら社会のどんな課題に対して闘う?」「お金を入れたくなる募金箱を作ってみよう」などのアクティビティが入っていました。また、役者の学生たち自身が、それぞれ環境、ジェンダー、人種差別などについてインスピレーションを受けた人物や出来事などを語る場面も挿入され、最後は「社会を変えるためにあなたも何か行動してみて」という観客の子供たちへのメッセージで締めくくられています。

コロナで制限がかかる中で劇を制作と練習はさぞ大変だったと思いますが、動画ならではの構成は面白く、水俣病を題材にしながらイギリスの学生がそれぞれ伝えたいことを語っているのがいいなと思いました(限定公開のため皆さんにお見せできないのが残念です)。

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