百合子さんの川まつり

今年も、田の神さんが山に帰った。水路を通って。

春の彼岸の初日に山から里に下りてきた山の神は、夏の間は田の神として過ごし、秋の彼岸の最終日に山に帰っていくのだそう。

神さんが通るのは水路と川。炊事や洗濯で水を使うことの多い女性は、水の通り道を神さんのために清める。それが川まつり(正確な発音は、川ンまつり)。

で、どうやって清めるのかと言えば、ごちそうを作って食べる、それだけ笑。

私も、お邪魔させてもらった。

巻きずし。

煮しめ。手前の黒いのはワラビ。炒めてから煮しめの汁をジャっと入れる。

煤のことを「ヘグロ」といい、「(鍋の底に)ヘグロがつけば晴れる」とか「新しい靴を下ろすときにはヘグロをつけないとつこける」といったらしい。

巻きずしと、煮しめと、酢和えと、煮豆と、ニッケの寒天と、ボンタンアメと、カボチャプリン(写真撮るのを忘れました)で、たらふく清めました。ふう!

後片付けして一息ついたら、もう次の計画を相談中の百合子さんたち。元気ですごいなぁ。

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