水辺の学びデザイン・プロジェクト

9月10〜13日、2年前に続いて今年も東京学芸大学環境教育センターの原子英一郎さんが率いる「水辺の学びデザイン・プロジェクト」をお引き受けしました。
4日間の滞在のうち時間がたっぷりある3日間をそれぞれ明神の日、茂道の日、女島の日、としました。
8名の6名の学部生と2名の院生が参加した。先生を入れて9名。10人乗りのハイエースを3日間レンタルして案内しました。

1日目は明神の日。吉永利夫さんの案内で自然海岸に降りて磯の散策をしました。ヒトデやウミウシなど珍しい生き物を見つけました。

明神海岸にて散策_相思社水俣案内

その後、明神岬半ほどにあるレストラン「風季の陶(ふきのとう)」で、そこ明神で生まれ育った吉永理巳子さんのお話を聞きました。

明神で吉永夫妻の話を聞く_相思社水俣案内

2日目、茂道の日は、まず船に乗って約二時間水俣湾を周遊しました。袋湾〜湯堂港で海底から真水が湧水してくる「ゆうひら」を海上から見たり、恋路島の周囲をぐるっと回ったりしました。昼食は丸島漁港の鶴岡食堂でちゃんぽん。

水俣湾クルーズに出港_相思社水俣案内

午後は相思社で石本譲治さんのお話を聞きました。譲治さんは、昭和二九年茂道で猫が次々と狂死してしまいネズミが大発生していると保健所に通報した石本寅重さんのご子息。茂道の生まれ育ち。チッソを勤め上げた人でもあります。

講話のあとは、午後3時の大潮の干潮に合わせ茂道の磯にビナ拾いに行きました。大きなザルに2杯分も採れました。

茂道でビナひろい_相思社水俣案内

三日目は芦北の日。高速道路は使わずに、湯の児から海岸沿いに車を走らせましたた。海上に建つ赤崎小学校跡を訪問。

そして女島の松崎重光さん宅に。奥さんの悦子さんのつくる漁師の家庭料理のフルコースをいただきながらご夫婦のお話を伺いました。

ご夫婦の話を聞く_相思社水俣案内食後は、みんなで海際を散歩しながらお話をうかがいました。

女島_相思社水俣案内その後計石港に出かけ、水揚げの様子を見学しましたた。鱧(ハモ)が船に満載でした。一mから一・五mくらいあるウツボのような強暴な形相の魚で、じっさい鋭い歯を持っているので専用のトングでつかみます。

ハモ_相思社水俣案内ハモの水揚げ四日目は考証館が改修中なので展示物をスライドで見ながらバーチャル見学。そのあとしっかり四日間の振り返りをして帰途につかれました。

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