「旅色」で伊佐特集

老舗電子雑誌「旅色」のFO-CALというシリーズで、鹿児島県伊佐市が特集されています。
もちろん、水俣病の「ミ」の字も出てきませんけど、実際は、伊佐は水俣(病)と縁の深い土地なのです。

https://tabiiro.jp/book/fo-cal/isa/

映像版ではドローンを使って鳥瞰した曽木の滝周辺も見ることができます。

曽木第二発電所遺構は昨年の豪雨で前面のレンガが一部崩壊してしまいました。その様子はサイト内で確認できます。動画の撮影は昨年の夏以前だったのでしょうか、展望台はその洪水で全部流されてしまいました。いま修復中です。

また、動画やウェブページ2ページ目?と上白石萌歌インタビューのページでは、曽木第一発電所の送水管の台座跡と導水路跡が見られます。水俣村に最初に電気の明かりを灯したのは第一発電所で作られた電気です。送水管1本で880kwでした。1909年の大洪水で破壊されてしまい、廃止されました。

左: 曽木第一発電所の送水管の台座跡 右: 第一発電所 導水路跡

布計(ふけ)小学校跡も出てました。ノスタルジック(知らんけど)な木造校舎の建物です。
布計は、水俣~栗野を往復していた山野線(1988年廃止)の駅です。かつて水俣で水揚げされた魚介類は山野線に乗った行商さんによって山間部にも運ばれました。だから車内はいつも魚臭かったと聞いたことがあります。こうして多くの水俣病患者が山野線沿線の鹿児島県北部山間部でも発生しています。

これに紹介されているように、ガラッパ公園とか、黄金の湯とか、たしかに伊佐には面白いもの・見どころがたくさんあります。鹿児島県随一の米どころでもあります。水俣から車で40~50分。こちらにお越しのときは旅程に入れてみるのもいいかもしれません。

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